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新たな相棒




あまりグッズレビューはしないのだが、

2020年猟期からの新たな相棒、

ミステリーランチのバックパックについて。

忍び猟(山を自分の足で歩き狩りをする)の場合、

獲った肉をどう持ち帰るかは大きな課題だ。

エゾシカの体重は最大150キロ。

解体後は不規則な形の肉塊となる。

一気に運ぼうとすると

到底リュックには収まりきらない。

今まではアルミフレームの背負子に

解体道具を入れてゴムでくくりつけて

山を歩いていた。

肉を運ぶには申し分無いのだが、

角ばった形と、

特に左右上端に突き出したフレームの先端が、

藪漕ぎをする時に

ツタやササに頻繁に引っかかるのが

大きなデメリットだった。

そして早速デビューを迎えたミステリーランチ。

獲物を獲るまではフレームに荷室が

ぴったりとくっついているのだが、

肉を運ぶ時にはフレームと荷室を離して

その隙間に肉袋を挟むことができる。

荷室は取り替えることもできて、

私は20リットルと70リットルの

2つを購入。

キャンプに行く時などは

70リットルに荷物を詰め、

20リットルの荷室を忍ばせておけばいい。


背負子と違い、

フレームの突出部もない。


ハンティング専用に開発されたバックパックは

さすがによく出来ていて、

藪漕ぎのストレスは大幅に軽減した。

今までの背負子に比べると

フレームの線が細いため

強度には若干の不安を感じていたが、

実際に中型オスの肉一式を背負ってみて

問題ないことが分かった。

背中へのフィット感も良好であり、

良い買い物をしたと満足している。

残された

最後にして最大の課題は

私の体力。

肩と腰に食い込む凄まじい負荷。

しばらく歩くとすぐに休みたくなるが、

下ろしてしまうと背負うのが大変すぎる。

立ったまま肩で息をする。

数百メートルおきの小休止が、

数十メートルおきになっていく。



ブルブルと足を震わせながら

ほうほうの体で車にたどり着き

荷物を下ろした時の解放感と達成感。

これだからやめられない。



何十キロもの肉は

自分だけでは食べきれず、

友人に配って回る。

人呼んで、

「血塗れのサンタ」

確かに。

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